要点まとめ
- プライバシー特化型暗号資産Zcashの主要開発チームがガバナンスを巡る対立で離脱
- 離脱発表を受け、ZECは約14%の急落を記録
- プロジェクトの体制と信頼性に注目が集まり、今後の開発スピードに懸念
ニュース本文
プライバシー重視の暗号資産Zcash(ZEC)で、主力開発チームが運営方式(ガバナンス)をめぐる方針の不一致を理由にプロジェクトから離脱すると発表しました。これを受けて市場では信頼性への懸念が広がり、ZEC価格は一時約14%下落しました。
Zcashはトランザクション情報を秘匿する「ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)」技術を用いており、金融プライバシーの確保をうたう代表的なコインです。一方で、開発主体の「Electric Coin Company(ECC)」と非営利支援団体「Zcash Foundation」が意見の相違を見せ、意思決定の在り方で対立が表面化しました。
今回離脱したのは、コアプロトコルの設計や実装を担う中心メンバーで、ネットワークの将来像に対する方向性が合わなかったとされています。開発体制の変化はアップグレードの遅延リスクを伴い、投資家やユーザーの信頼感を揺るがす要因となります。
暗号資産市場では、技術力だけでなく健全なガバナンスも重要視されます。Zcashでは今後、コミュニティ主導の提案制度や分散型ガバナンスの強化が求められ、プロジェクトの舵取りに注目が集まるでしょう。
編集後記
ガバナンスの対立は開発の遅延だけでなく、市場心理にも影響します。今後のアップグレード計画や開発体制の透明性に注目し、安易な価格変動への追随を避けることが肝要です。
2024-06-15
https://www.coindesk.com/markets/2024/06/15/top-privacy-token-zcash-falls-14-after-key-developer-team-quits-over-governance-clash/

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