要点まとめ
- Zcash Foundationがネットワーク信頼性向上のため、Rust製DNSシーダーを新規導入
- 既存のGo言語製シーダーと組み合わせ、メンテナンス負荷の分散と冗長化を実現
- 初期テストではピア(ノード)発見の高速化や接続安定性の改善を確認
ニュース本文
Zcash Foundationは、プライバシー重視型ブロックチェーン「Zcash」のノード同士をつなぐ仕組みであるDNSシーダー(DNS seeder)に、新たにRust(ラスト)言語で書かれた実装を追加しました。DNSシーダーとは、ネットワーク参加者が他のノードのIPアドレスを取得するためのサーバーで、これによりユーザーは手軽にブロックチェーンへ接続できます。
これまでZcashではGo言語製のDNSシーダーを運用してきましたが、コードベースの一本化によるリスク分散や、異なる言語スタックの併用による信頼性向上を図るため、Rust製のシーダーを並行運用することに。Rustはメモリ安全性(メモリリークやバッファオーバーフローを防ぐ仕組み)と高いパフォーマンスを兼ね備えていることから、将来的なメンテナンスコスト低減とネットワークのレジリエンス強化が期待されます。
Zcash Foundationによると、テスト環境ではRust製シーダーによる初回ピア発見が従来より数秒短縮され、シーダー稼働率(アップタイム)も向上したとのこと。今後はメインネットへの本格導入を経て、ノード運用者や開発者コミュニティと協力しながらパフォーマンス検証を進める予定です。
編集後記
ネットワークの入り口となるDNSシーダーは、ブロックチェーンの安定稼働に直結します。複数言語での冗長化は障害耐性の向上に寄与するため、技術的裏付けを重視する投資家は注目しておくと良いでしょう。
2024年1月29日
https://www.coindesk.com/tech/2024/01/29/zcash-foundation-adds-new-rust-dns-seeder-to-improve-network-reliability/

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