要点まとめ
- Tetherが決済スタートアップSpeedへの800万ドルのシリーズA投資を主導
- SpeedはUSDT(価格が米ドルと連動するステーブルコイン)を用いたスマホウォレットやPOS端末による日常決済を提供
- 調達資金は開発強化やセキュリティ・規制対応、加盟店ネットワーク拡大に充当
ニュース本文
米ステーブルコイン発行企業のTether(テザー)はこのほど、決済スタートアップSpeedへの800万ドル(約11億円)のシリーズA資金調達を主導しました。SpeedはUSDT(価格が米ドルと連動するステーブルコイン:価格変動を抑えた暗号資産)を日常の買い物やサービス支払いに組み込むことを目指しています。ユーザーはスマートフォン向けのマルチ通貨対応ウォレットでUSDTを保管・送金でき、実店舗ではPOS端末(販売時点情報管理端末)にかざすだけで決済が完了します。
今回の資金調達により、Speedは開発チームの拡充やセキュリティ向上、法規制への対応強化を図り、北米を中心に加盟店ネットワークの拡大を加速する計画です。Speedは創業から18ヶ月ほどで複数のオンラインプラットフォームと提携し、月間取扱高が数百万ドルに達するとされます。Tetherは出資を通じて、自社のUSDT利用を決済インフラに組み込み、仮想通貨決済の実用化を後押しするとみられます。今後は金融機関や商業サービスとの連携による決済エコシステム構築が注目されます。
編集後記
今回の出資はステーブルコイン決済の実用化に向けた動きが加速する兆しです。USDTをはじめとする仮想通貨決済は、規制当局の監視や加盟店の対応状況が鍵となります。技術面だけでなく法規制・企業提携の進展にも着目し、長期的な市場成熟度を見極める姿勢が重要でしょう。
元記事: 2023年11月15日
原文URL: https://www.coindesk.com/business/2023/11/15/tether-leads-8-million-investment-in-speed/

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