要点まとめ
- PayPalが新事業ユニット「USD.AI」を立ち上げ、AIインフラの支払いに自社ステーブルコインPYUSDを活用。
- PYUSDは米ドル担保型ステーブルコインで、イーサリアムチェーン上で発行・運用。
- オンチェーン決済でAIモデルの学習やAPI利用料を自動化し、DeFiとAIの融合を推進。
ニュース本文
米大手決済サービスPayPalは、新たな事業ユニット「USD.AI」を立ち上げ、同社発行の米ドル担保型ステーブルコイン「PYUSD(PayPal USD)」をAIインフラの支払いに活用すると発表しました。PYUSDは2023年にイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行されたステーブルコイン(価値が米ドルに連動する暗号資産)です。
USD.AIの仕組みでは、AIモデルの学習やAPI利用料などをスマートコントラクト(ブロックチェーン上で自動執行される契約プログラム)で管理し、すべての決済をオンチェーン(ブロックチェーン上)で完結。企業や開発者は仮想通貨ウォレットを通じ、PYUSDで手数料を支払うことで透明性と迅速性を確保できます。これにより従来の銀行送金に比べ、入金・決済のスピードが向上し、マイクロペイメント(少額決済)にも対応しやすくなる点が特徴です。
PayPalはこれまでにもPYUSDを自社プラットフォーム内で活用してきましたが、USD.AIを通じてDeFi(分散型金融)領域とAIインフラの接続を図ります。一方で、イーサリアムのガス代(取引手数料)の変動や各国の規制動向には注意が必要です。PayPalは2026年初頭をめどにパイロットフェーズを開始し、APIを公開する計画です。
編集後記
ステーブルコインを活用しAIインフラをオンチェーンで資金調達する動きは、DeFiとAIの本格的な融合を示唆します。手数料や規制環境の変化を注視し、企業のユースケースやネットワークの安定性を検証しておきましょう。
原文:2025年12月18日 / https://www.coindesk.com/business/2025/12/18/paypal-pyusd-stablecoin-to-fund-ai-infrastructure-through-usd-ai/

コメント