要点まとめ
- Heliumがブラジル市場に本格進出し、現地Wi-Fi事業者Mambo WiFiと提携。
- この提携はDePIN(分散型物理インフラネットワーク)領域での重要なマイルストーン。
- ブラジルでのIoT(モノのインターネット)カバレッジ拡大とネットワーク成長に期待。
ニュース本文
Helium(ヒリウム)はこれまで米国やヨーロッパを中心に展開してきた分散型ネットワーク事業を、ブラジルに拡大します。現地のMambo WiFiとパートナーシップを結び、都市部や郊外でのWi-Fiホットスポット設置を共同で進める計画です。Heliumの強みは、個人事業者や小規模事業者がホットスポットを設置し、ユーザーに通信サービスを提供することで報酬を得られる「DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network:分散型物理インフラネットワーク)」モデルにあります。これにより、従来の大規模キャリアによるインフラ投資が難しかった地域にも低コストでネットワークが拡大可能です。
ブラジルは広大な国土と多様な地形を持ち、農業や製造業などIoT(モノのインターネット)活用のポテンシャルが高い市場です。Mambo WiFiはすでに主要都市でWi-Fiサービスを提供しており、Heliumの分散型ネットワーク技術を組み合わせることで、農村部や郊外への通信カバレッジを強化できます。両社はホットスポット設置数の増加や、ネットワーク参加者へのインセンティブ設計を共同で進め、2025年末までに数千拠点での運用を目指します。
この動きはDePIN分野におけるグローバル展開の一環であり、Heliumが南米市場での存在感を高めるきっかけとなるでしょう。IoTデバイスの普及率向上やスマートシティ化を背景に、通信インフラの分散化モデルが今後どこまで成長できるか注目されます。
編集後記
ブラジル進出はHeliumのDePINモデルが新興市場に適用できるかを試す試金石です。投資家は提携先の実績、ホットスポット設置ペース、現地規制の動向を注視し、ネットワーク活用度合いを冷静に見極めましょう。
2025年6月10日 原文:https://coindesk.com/2025/06/10/helium-expands-to-brazil-with-mambo-wifi-in-depin-breakthrough

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