要点まとめ
- Flowがハッキング対応として検討していたチェーン巻き戻し(rollback)計画を撤回
- コミュニティは分散化(decentralization)原則の侵害を懸念し強く反発
- 今後はオンチェーン・ガバナンス(分散型意思決定)による運営改善を検討
ニュース本文
FlowはNBA Top Shotなどで知られるDapper Labs開発のブロックチェーンです。先日、悪意ある攻撃により約1億2000万ドル相当の資産が不正送金されるハッキング事件が起きました。被害を受けてFlow開発チームは、被害発生前の状態にチェーンを巻き戻す(rollback)計画を発表。しかし、ブロックチェーンの根幹である「分散化(decentralization)」(中央管理者を置かず、参加者全員で記録を共有・管理する仕組み)を損なうとの懸念がコミュニティから噴出。多くのノード運営者や投資家が、運営側の権限集中に反対しました。これを受け、Flowは巻き戻し案を正式に撤回。代わりに、透明性を高めるオンチェーン・ガバナンス(分散型意思決定の仕組み)提案を検討し、コミュニティ主導で緊急対応や将来のアップデート方針を決める方向へ舵を切るとしています。
編集後記
一時的なトラブル対策には迅速さが求められますが、投資家としては意思決定過程が透明かつ公平かを重視すべきです。Flowのようにコミュニティ主導のガバナンスが定着するかを見守ることで、ブロックチェーン投資のリスク管理にも役立つでしょう。
原文日付: 2023年12月08日、原文URL: https://www.coindesk.com/tech/2023/12/08/flow-scraps-blockchain-rollback-plan-after-community-backlash-over-decentralization

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