要点まとめ
- 2025年は一部の仮想通貨取引所や関連企業がIPO(新規株式公開)で“テストラン”を実施
- 2026年はSEC(米国証券取引委員会)の審査強化や規制環境の変化が本格的な試金石に
- 市場ボラティリティ(価格変動)や地域ごとの規制差がIPOの成否に大きく影響
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2025年は、いくつかの大手仮想通貨(暗号資産)取引所や関連企業がIPOの準備を進め、“テストラン”として限定的な申請を行いました。しかし、2026年は本格的な勝負の年を迎えます。CoinbaseやKrakenなどは2025年に米国証券取引委員会(SEC)へ申請を提出しましたが、SECからの質問状(コメントレター)が相次ぎ、承認は先送りされるケースが目立ちました。
まず、2026年はSECが開示要件やリスク開示の基準を厳格化する可能性があります。特に仮想通貨特有のデリバティブ(金融派生商品)取引や自社トークンの発行計画をどう評価するかが焦点となります。一方で、世界的な金利動向やビットコイン価格など市場のボラティリティ(価格変動)は投資家心理に直結し、IPOの需要を左右します。
さらに、欧米市場に加え、アジアやヨーロッパでの上場を目指す企業が増加傾向にあり、各地域の規制差がIPO戦略に影響を与えそうです。特に、スマートコントラクト(自動執行プログラム)の利用状況や、ブロックチェーンの透明性に関する情報開示が評価材料になる可能性があります。2026年の仮想通貨IPOは、企業の規制対応力と市場環境の両方をクリアできるかどうかが成否のカギを握るでしょう。
編集後記
IPO市場では規制動向や投資家心理の変化が大きく影響します。2026年はSECの動きと市場ボラティリティを注視し、企業ごとの開示姿勢やビジネスモデルの安定性を比較検討することが重要です。
2025-11-30 原文URL:https://www.reuters.com/markets/us/after-2025s-test-run-crypto-ipos-face-their-real-trial-2026-2025-11-30/

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