要点まとめ
- テザーがユヴェントス株の公開買付け(TOB)を総額約40億ユーロで提案
- ユヴェントスの過半数株主エクソール(Exor)が買付価格を低評価とし拒否
- ステーブルコイン大手のスポーツ市場参入構想が一時停滞、今後の交渉動向が焦点
ニュース本文
米ステーブルコイン大手のテザー(Tether)は、時価総額約800億ドルとされる暗号資産「USDT」を発行する企業です。先月末、テザーはCEOパトリック・マクドナルド氏と米投資ファンドの協力を得て、イタリア・トリノを拠点とする名門サッカークラブ、ユヴェントスの株式に対し1株あたり15ユーロ、総額約40億ユーロ(約44億ドル)の公開買付け(TOB:Tender Offer)を提案しました。TOBは、一定価格で株主に株式売却を呼びかける仕組みです。一方、ユヴェントスの過半数株主であるエクソール(Exor)は、イタリアのアニェッリ家が率いる持株会社で、フィアットやメディア事業も手がけています。エクソールは買付価格が企業価値を十分に反映していないと判断し、提案を正式に拒否しました。ユヴェントスは近年、財務再建や競技成績の低迷が続いており、外部資本の導入を模索していましたが、今回の拒否により当面買収は困難に。テザーのスポーツ市場参入構想や資産多様化戦略は一時停滞し、今後の協議や別提案の成否が注目されます。
編集後記
テザーのサッカー市場参入構想がつまずいた形です。ステーブルコイン大手によるオフチェーン資産(現実資産)への投資は、企業の収益源拡大策として注目されます。ただし、規制当局の監視強化や買収交渉の難航リスクもあるため、仮想通貨投資家は動向を冷静に見守りましょう。
原文日付: 2025年12月14日
原文URL: https://www.reuters.com/technology/tethers-bid-buy-italian-soccer-club-juventus-rejected-majority-shareholder-exor-2025-12-14/

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