リップル・Circle・BitGoら5社、初の信託銀行承認

要点まとめ

  • 米財務省の通貨監督庁(OCC)が5社に連邦信託銀行の条件付き承認を付与
  • 承認企業にはRipple子会社、Circle(USDC発行)、BitGo(カストディ)が含まれる
  • 今後、顧客暗号資産を連邦規制下で管理できる仕組みが整備

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2025年12月14日、米財務省の通貨監督庁(OCC)は、暗号資産関連事業を手がける5社に対し、連邦信託銀行としての条件付き承認を付与したと発表しました。条件付き承認を受けた企業には、Rippleの子会社、Circle Internet Financial(USDC発行会社)、BitGo Trust Company(カストディサービス提供)などが含まれ、これらは今後、顧客の暗号資産を連邦規制のもとで安全に管理できるようになります。

信託銀行とは、顧客の資産を信託(=法律上の受託)として預かり、第三者の権利保護を図る銀行のことです。今回の承認により、これら企業は連邦レベルの資本要件やリスク管理ルールを満たした上で、暗号資産の保管(カストディ)サービスを本格提供できる見込みです。とりわけ、Circleが発行するUSDC(米ドルと連動するステーブルコイン)や、Rippleが進める企業向け決済サービスの信頼性向上が期待されます。また、BitGoなどのカストディ事業者は、機関投資家向けにセキュリティを強化した保管インフラを提供できるようになるでしょう。

この動きは、米国の暗号資産規制環境の整備を通じて市場の信頼性を高める狙いがあります。一方で、OCCの承認はあくまで予備的なものであり、最終的な営業開始には追加の報告義務や審査が残ります。さらに各州規制や証券法との整合性も依然として課題です。日本の投資家にとっては、米国規制の最新動向が国内市場にも影響を与え得る点を注視する必要があります。

編集後記

OCCの承認は市場の信頼向上に寄与しますが、あくまで条件付きである点を忘れずに。今後の正式承認やサービス開始タイミング、各社のリスク管理態勢を逐一チェックしましょう。

【原文】2025年12月14日/https://www.reuters.com/technology/five-crypto-firms-win-initial-approvals-as-trust-banks-2025-12-14/

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