要点まとめ
- 香港の仮想通貨会社OSLグループが米国規制下のステーブルコインを導入予定
- 米国のカストディアン兼OTC(店頭)取引プラットフォーム「Anchorage Digital」と提携
- 香港市場での信頼性向上や機関投資家向けサービス強化を狙う
ニュース本文
香港を拠点とする仮想通貨サービスプロバイダー、OSLグループは、米国で規制を受けたステーブルコインを発行・提供する計画を明らかにしました。これは米国のカストディアン(資産保管機関)兼OTC(店頭)取引プラットフォーム「Anchorage Digital」との提携によって実現されます。
ステーブルコインとは、米ドルなど法定通貨と連動し価格変動を抑えた暗号資産で、送金や決済、資産運用などに利用されます。OSLはこのステーブルコインを自社のOTCサービスやデジタル資産管理プラットフォームに統合し、特に機関投資家向けに安全性と流動性の高い取引環境を提供することを目指しています。
今回の提携でAnchorage Digitalは、米国連邦預金保険公社(FDIC)に準じた厳格な基準で運営され、連邦準備銀行の監督下にあるため、顧客資産の保全と運用透明性が強化される見込みです。OSL側も香港証券先物委員会(SFC)のライセンスを保有しており、各規制当局の要件をクリアした体制でサービスを提供します。
この動きは、香港がアジアにおけるデジタル資産ハブとしての地位を維持・強化しつつ、地域内外の機関投資家に対してより信頼性の高いステーブルコインソリューションを提示する狙いがあります。また、OTC取引の利用者は資産移動のコスト削減や決済のスピードアップが期待できるため、ビジネスの効率化にも寄与しそうです。
編集後記
ステーブルコインは価格変動が抑えられる一方、発行体やカストディアンの信頼性が鍵となります。規制をクリアした大手企業との提携は安心感につながりますが、各国の規制変更リスクや流動性など、全体のリスク管理も併せて確認しておきましょう。
原文日付: 2025年12月11日
原文URL: https://www.finnews.com/articles/hong-kong-osl-anchorage-stablecoin

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