要点まとめ
- PNC銀行が富裕層向け顧客にスポットビットコイン取引サービスを開始
- OCC(米通貨監督庁)の承認を得て、Paxosを通じたビットコイン保管を提供
- 大手商業銀行による暗号資産の採用拡大を示す動き
ニュース本文
PNC銀行(米大手商業銀行)は、富裕層プライベートバンキング顧客向けに、現物(スポット)ビットコイン取引サービスを正式に開始しました。サービスは2025年末にローンチされ、米通貨監督庁(OCC)の承認を経て、ブロックチェーン企業Paxos(パクソス)がビットコインのカストディ(保管)を担当します。従来、一般的な銀行口座では仮想通貨を直接保有できませんでしたが、本サービスにより、顧客はPNC銀行の専用プラットフォームを通じてビットコインの購入、保有、送金が可能になります。
この動きは、さらに多くの伝統的金融機関が暗号資産への入り口を広げる兆しといえます。従来型銀行による現物ビットコイン取引サービスは米国でも限られており、JPモルガンやバンクオブアメリカも関連サービスを検討中です。PNC銀行は、プライベートバンキング部門の付加価値として暗号資産を位置づけ、富裕層のニーズに応えつつ、新たな収益源の開拓を目指します。
今後は利用手数料の設定やセキュリティ体制、規制動向が大きなポイントとなります。特に、連邦準備制度(FRB)やOCCの今後のガイダンス、暗号資産を巡る税制の変化に注目が集まります。
編集後記
富裕層向けサービスとして銀行がスポットビットコインを提供する動きは、暗号資産の主流化を示す一方で、規制やセキュリティ体制の成熟が不可欠です。新しい投資手段の拡大に伴い、コスト構造や保管リスクを十分に理解した上で利用を検討しましょう。特に、税務面や法改正など今後の動向にも目を配ることが重要です。
原文日付: 2025年12月9日|原文URL: https://www.coindesk.com/business/2025/12/09/pnc-bank-rolls-out-spot-bitcoin-access-for-private-clients

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