要点まとめ
- 米ドル安が進行したものの、ビットコイン価格は大きく上昇せず横ばいにとどまった
- 投資家はドル安の影響を既に相場に織り込んでおり、新たな買い材料とはなりにくい
- 米国債利回り上昇とFRBのタカ派的姿勢がリスク資産への投資意欲を抑制している
ニュース本文
米ドル指数(DXY)が1%超下落し、今年に入って最大の下げを記録しましたが、ビットコイン(BTC)は約4万5,000ドルで小幅な動きにとどまりました。市場関係者によれば「ドル安は既に相場に織り込まれている」ため、大口買いの動きにはつながらないとの見方が強いようです。
また、ビットコイン先物の資金調達率(ファンディング率、ポジション維持コストを示す指標)も安定しており、過度なレバレッジ買いが起きにくい状況です。一方で、米国債利回りの上昇が続いており、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ継続観測がリスク資産全般の需給を引き締めています。特に実質金利(名目金利からインフレ率を引いたもの)が高水準にあることが、株式や仮想通貨の相対的魅力を抑える要因となっています。
加えて、株式市場との相関が依然として強く、株価が伸び悩む中でビットコインも連れ安しやすい環境です。こうした状況から、市場ではドル安だけを理由にビットコインが急騰する可能性は低いとの見方が優勢となっています。
編集後記
ドル安が見られてもビットコインが大きく反応しない背景には、金利環境やリスク資産全体の需給動向が複雑に絡んでいます。投資判断では、ドル指数だけでなく、FRBの金融政策動向や米国債利回り、株式市場との相関性にも注意を払いましょう。
原文公開日: 2024年6月26日
原文URL: https://www.coindesk.com/markets/2024/06/26/weaker-dollar-fails-to-spur-btc-price-gains-heres-the-reason-why/

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