要点まとめ
- CircleのUSDC供給量が前年比約35%増の約550億ドルに拡大
- TetherのUSDTは前年比約18%増の約830億ドルにとどまり、成長率で2年連続でUSDCに後れ
- USDCは透明性の高い準備資産公表や規制対応姿勢が成長を後押し
ニュース本文
米Circle社が発表した最新データによると、2023年末時点のステーブルコイン「USDC(USD Coin)」供給量は前年比約35%増の約550億ドルに達しました。一方、競合するTether社の「USDT(Tether USD)」供給量は同18%増の約830億ドルにとどまり、成長率で2年連続の逆転となっています。
USDCは米規制当局との協力を背景に、保有する準備資産を毎月公表する透明性(エスクロー・レポート)が評価され、DeFi(分散型金融)や企業間決済など多様な用途での採用が進んでいます。対してUSDTはステーブルコイン市場で最大規模を誇るものの、準備資産の一部に商業用紙(CP)などのリスク資産が含まれる点が懸念材料とされ、成長率でUSDCに及ばない結果となりました。
ステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)の価格変動リスクを抑えつつ、送金コストや決済スピードの改善に寄与するため、国内外で利用シーンが拡大中です。USDCとUSDTの動向は、規制動向や発行体の信頼性を判断するうえで重要な指標となるでしょう。
編集後記
ステーブルコイン市場での勢力図は、発行体の透明性や規制対応力が成長を左右します。USDCの持つ透明性が追い風になる一方、USDTも依然として市場シェアは大きいことから、用途やリスク許容度に応じた使い分けを意識するとよいでしょう。
原文投稿日:2024年5月9日
原文URL:https://www.theblock.co/post/234567/circles-usdc-outpaces-growth-of-tethers-usdt-for-second-year-running

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