要点まとめ
- KBWがTeraWulfの格付けをMarket Perform(中立)からOutperform(市場平均以上)に引き上げ
- AI演算向けGPUを活用する「AIピボット」を成長の主要ドライバーと評価
- GPU需要逼迫やクリーンエネルギー運用がコスト競争力向上に寄与すると指摘
ニュース本文
米国の投資銀行KBW(Keefe, Bruyette & Woods)は、暗号資産マイニング企業TeraWulfの格付けを従来のMarket Perform(中立)からOutperform(市場平均以上のパフォーマンス予想)に引き上げました。KBWは、TeraWulfがこれまでのビットコインなどの仮想通貨マイニングに加え、AI(人工知能)演算向けGPU(画像処理装置)を活用した新事業への転換、いわゆる「AIピボット」を進めている点を成長の大きな原動力とみています。世界的なAIブームで高性能GPUへの需要が逼迫(ひっぱく)しているため、マイニング用GPUを確保しやすくなることが同社のコスト競争力を高める要因と評価されました。また、TeraWulfは自社データセンターを再生可能エネルギーで運用し、電力コストを抑えながら環境規制にも対応できる点を強みとしています。KBWはこれらの要素が組み合わさることで、TeraWulfの収益が今後急速に拡大すると予想しています。
編集後記
AI関連事業への転換は中長期的な成長シナリオとして魅力的ですが、GPUの供給動向や電力コスト、仮想通貨市場のボラティリティ(価格変動)など外部要因も影響します。今後も同社の最新業績や設備稼働率をチェックし、リスク管理を徹底する姿勢が求められます。
掲載日:2026年1月1日, 原文URL:https://www.kbw.com/research/tera-wulf-outperform-ai-pivot

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