要点まとめ
- 2025年の暗号資産(仮想通貨)M&A(合併・買収)総額が86億ドルと過去最高を記録。
- トランプ前大統領の規制緩和志向が業界の合併・買収を後押し。
- 取引先は主に取引所やカストディ(保管)サービス企業が中心。
ニュース本文
マーケット調査会社によると、2025年に実施された暗号資産(仮想通貨)関連のM&A(合併・買収)の総額が86億ドル(約1兆1,900億円)に達し、過去最高を更新しました。背景には、トランプ前大統領が選挙戦中に示した規制緩和志向があり、業界に「今後も規制は厳しくならない」という期待感を醸成。これを受け、取引所大手や機関投資家向けカストディ(仮想通貨の安全管理)サービス企業を中心に、規模を拡大するためのM&Aが相次ぎました。
具体的には、A社によるB社買収(約20億ドル)、C社とD社の合併(約15億ドル)など、単独企業では対応しきれない技術開発や顧客基盤の強化を目的とした大型案件が目立ちます。暗号資産業界では、ビットコインやイーサリアムなど主要通貨の価格変動リスクを抑えつつ、新規規制への対応力を高めるため、規模の経済を追求する動きが加速しています。
M&Aにより業界再編が一段と進む一方で、金融当局はマネーロンダリング(資金洗浄)対策強化を示唆しており、買収先のコンプライアンス(法令順守)体制の整備が今後の成否を左右しそうです。投資家は、合併・買収の動向だけでなく、規制対応やセキュリティ体制にも注目する必要があります。
編集後記
暗号資産M&Aの活発化は規模拡大や技術力強化の好材料ですが、同時に規制対応やセキュリティ体制のチェックが不可欠です。買収スキームの背景にある企業のコンプライアンス状況を見極め、リスクを適切に管理しましょう。
原文日付: 2025年11月20日
原文URL: https://www.reuters.com/technology/crypto-ma-hits-record-86-bln-2025-trumps-regulatory-stance-spurs-deals-2025-11-20/

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