非QE400億ドル短期国債買い、仮想通貨反発せず

要点まとめ

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)は週間最大400億ドルの米国債買入れを開始
  • マネタリーベースの維持が目的で、QE(量的緩和)再開ではない
  • 仮想通貨市場への影響は限定的と見られ、価格回復にはさらなる材料が必要

ニュース本文

FRBは投資家の資金繰りを支援するため、満期を迎えた米国短期債(ビル)を補填する形で週間400億ドル規模の買入れを実施します。これは2019年以降で初となる大規模買入れですが、表現上の「量的緩和(QE)」ではなく、銀行が保有する準備預金残高(マネタリーベース)を一定水準で維持するための調整策です。

具体的には、債券の満期償還で市場から回収される準備預金が急減しないよう、新規購入で補填します。FRBは2022年3月以降、保有債券を縮小(QT=量的引き締め)してきましたが、最近の短期金利上昇や銀行間取引の緊張を受け、流動性確保に動いた格好です。

一方、仮想通貨市場はFRBの買入れ発表後もビットコインやイーサリアムの取引量が低調です。マクロ環境の改善には程遠く、金利水準やインフレ動向が依然として重荷となっています。投資家は「フェデラル・リザーブ」「QE再開」「仮想通貨 相場」などのキーワードを念頭に置きつつ、市場反応を注視する必要があります。

編集後記

金融政策の言葉尻に振り回されず、FRBの真の狙いを見極めることが重要です。今回の買入れは流動性維持が主目的で、仮想通貨市場の本格的な回復材料とは言い切れません。金利動向やインフレ指標にも注意を払いながら、中長期的な戦略を練る姿勢を心がけましょう。

原文日付: 2023年10月5日
原文URL: https://www.theblock.co/2023/10/05/dont-call-it-qe-feds-40b-bill-buys-may-not-shake-crypto

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