要点まとめ
- シルバーのボラティリティ(価格変動率)が年末の薄商いを背景にビットコインを上回った
- 取引参加者減少で流動性が低下し、相対的に価格変動が大きくなる要因に
- 年末要因で短期的な変動拡大が予想され、リスク管理が重要に
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金属市場のシルバー(銀)は、年末に取引が薄くなる「薄商い」の影響で価格のボラティリティ(変動率)が高まっている。通常、暗号資産のビットコインが高いボラティリティを示すことが多いが、12月後半のデータでは、1日あたりの価格変動率がシルバーのほうが上回る状況が続いている。
薄商いとは、年末年始や祝日時期に市場参加者が減少し、売買量(流動性)が落ち込む現象を指す。この状態では、少量の売買でも価格が大きく動きやすく、結果としてボラティリティが高まる(価格が上下しやすくなる)ことになる。
具体的には、シルバーの1日あたりの変動幅が過去30日平均でビットコインを上回り、この1週間で最も顕著となった。専門家は、年末の薄商いが一因と分析しているほか、世界的な金利見通しやインフレ懸念も金属価格に影響している点を指摘している。
一方、ビットコイン市場でも取引量は低下しているものの、依然としてシルバーほどの変動率は見られていない。これは、参加者の属性や取引時間帯の違い、暗号資産特有の市場構造が関係しているとみられる。
年末にかけては、主要市場が休場する日も多く、予想外の材料で乱高下するリスクが高まる。投資家は、シルバーや暗号資産の取引にあたり、損失許容度を見直し、注文量を調整するなどのリスク管理が求められる。
編集後記
年末は市場参加者が減少し、薄商いによって想定外の価格変動が起きやすくなります。シルバーやビットコインで大きな動きを感じたら、損失リスクを最小化するために、ポジションサイズの見直しや損切りラインの設定を改めて確認しましょう。
原文掲載日: 2023-12-26
URL: https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-12-26/silver-overtakes-bitcoin-on-volatility-as-year-end-trading-thins

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