要点まとめ
- Grayscaleの調査で、2026年の暗号資産市場は規制整備の進展が最大の注目点と判明。
- 回答者の約68%が米SECや欧州MiCAなど、法的フレームワークの明確化が投資環境安定に直結すると回答。
- 量子コンピュータ(高速演算による暗号解読の可能性)は12%の回答者が短期的リスクとし、中長期的な技術課題と位置づけられる。
ニュース本文
米資産運用大手Grayscale(グレースケール)は、最新の投資家調査で2026年の暗号資産(仮想通貨)市場を左右する要因として「規制整備の進展」を最重要視すると発表しました。
調査対象となった機関投資家や富裕層の回答のうち約68%が、米国証券取引委員会(SEC)による規制強化や欧州の暗号資産市場規制(MiCA)の導入など、明確な法的フレームワークが市場の信頼性向上につながると回答。一方、量子コンピュータ(従来のコンピュータを大幅に上回る演算能力を持つ次世代技術)による暗号解読リスクは、わずか12%が「短期的脅威」とみなし、大部分は中長期的な技術課題とみなされました。
Grayscaleのマイケル・ソンネンシャインCEOは、量子コンピュータ対策として「量子耐性暗号(将来の量子攻撃に備えた暗号技術)」の研究開発が進むものの、現状では市場全体への影響は限定的との見方を示しています。今後は、各国の規制動向を注視しながら、量子耐性暗号などの新技術動向にも目を配ることが重要だと強調しました。
編集後記
投資家はまず、各国規制の動きが短期的な市場変動要因になる点を意識しましょう。量子コンピュータのリスクは現状中長期的課題と考え、ポートフォリオ構築では幅広い規制シナリオを想定しつつ、量子耐性暗号など新技術の動向もフォローするとよいでしょう。
原文:2025年12月1日 / https://www.coindesk.com/business/2025/12/01/grayscale-sees-regulation-not-quantum-fears-shaping-crypto-markets-in-2026/

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