要点まとめ
- SECは登録ブローカー向けに暗号資産の保管(カストディ)に関するガイダンスを発表。
- ガイダンスでは第三者保管業者の利用やコールドウォレット(オフライン管理)の活用など、具体的な安全対策を示す。
- 一方で、ATS(Alternative Trading System:私設取引システム)の取引活動をより厳格に監視する方針を明らかにした。
ニュース本文
米国証券取引委員会(SEC)は、登録ブローカーが暗号資産を顧客名義で保管(カストディ)する際の実務基準を示すガイダンスを発表しました。これにより、ブローカーは第三者保管業者の利用やコールドウォレット(オフラインで資産を管理する方法)など、具体的な安全対策をSECの審査を受けずに実施しやすくなります。一方で、SECは暗号資産を扱うATS(Alternative Trading System:私設取引システム)の活動にもいっそう目を光らせる意向を示しました。ATS運営者には、取引の透明性や顧客資産の分別管理(他の顧客資産と区分して管理すること)、不正取引の防止措置などが求められます。SECのこうした動きは、従来の金融機関が暗号資産サービスを提供しやすくすると同時に、取引プラットフォームの監督強化につながるため、業界全体の信頼性向上や規制リスクの変化をもたらす可能性があります。
編集後記
SECのガイダンスは、証券会社による安全な暗号資産カストディを促進し、市場の信頼性向上が期待できます。しかし、ATS監視の強化は取引環境の変化を示唆するため、利用する業者の規制対応状況やセキュリティ体制を定期的に確認し、リスク管理を怠らないよう心掛けましょう。
2025年12月18日
reuters.com

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