要点まとめ
- ラザルス・グループが暗号資産領域で最も影響力のあるハッカー集団に選出
- 過去数年間で数億ドル相当の仮想通貨を盗難、北朝鮮国家支援の疑いも
- プラットフォーム運営者や投資家はセキュリティ強化と規制動向に注視を
ニュース本文
ラザルス・グループは北朝鮮と結び付くとされるサイバー攻撃集団で、特に暗号資産(仮想通貨)領域への攻撃を得意としています。最近の報告では、彼らが2017年以降に複数の国内外取引所やDeFi(分散型金融)プロトコルを標的にし、総額数億ドル相当をハッキング(不正アクセスによる資産盗難)したと指摘されています。報告書は、ラザルスが持つ高度な技術力と組織的な資金移動能力を評価し、暗号資産市場に与える影響の大きさから“最も影響力のあるハッカー集団”に選出しました。また、彼らは仮想通貨の追跡を難しくするミキシング(資金洗浄を助ける技術)やダークネット(匿名性の高いインターネット領域)を駆使し、盗んだ資金を北朝鮮政府の制裁回避資金として流用しているとされています。この動きは、グローバルなセキュリティ対策や規制強化を促しており、取引所はより厳格なKYC(顧客確認)やAML(マネーロンダリング対策)を求められています。投資家は、運営体制やセキュリティ姿勢を確認しつつ、今後の動向を注視する必要があります。
編集後記
今回の報告は、国家支援型ハッカーによる脅威が暗号資産市場で顕在化していることを示しています。特に二段階認証(2FA)やコールドウォレット(オフライン保管)の導入は基本です。定期的なセキュリティチェックと流動性管理を行い、リスク低減に努めてください。
2025年6月12日|原文:https://blog.chainalysis.com/reports/most-influential-lazarus-group

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