要点まとめ
- 仮想通貨市場は機関投資家参入で成熟期へ移行
- DeFi(分散型金融)は成長継続、NFT市場は取引量減少
- 各国で規制強化が進み、ステーブルコインとCBDCの議論が活発化
ニュース本文
米大手調査機関による年次報告「State of Crypto: Year in review」は、2025年の仮想通貨市場を総括しました。まず、ビットコイン(BTC)の価格は年初の約4万ドルから年末にかけて約5万5000ドルと上昇し、米国でのスポットビットコインETF承認など機関投資家の参入が後押ししました。また、イーサリアム(ETH)ベースの分散型金融(DeFi)は、スマートコントラクト(自動実行契約)活用で総ロックバリュー(TVL)が前年比15%増となり、レンディングや流動性プールが成長しました。一方、NFT(非代替性トークン)市場は2022年の過熱から落ち着きを見せ、取引量は前年度比30%減少。取引所の経営問題や一部プロジェクトの破綻も散見され、リスク管理の重要性が浮き彫りに。さらに、レイヤー2(ブロックチェーン拡張技術)は高速・低コスト取引を実現し注目を集め、Web3(分散型ウェブ)関連の実証実験も企業や自治体で進展。規制面では米SEC(米証券取引委員会)や欧州MiCA(暗号資産市場規制)の枠組み整備が進み、ステーブルコイン(価格変動を抑えたデジタル通貨)とCBDC(中央銀行デジタル通貨)の議論が活発化しました。この報告は、成長と成熟が同時に進む市場のフェーズを浮き彫りにしています。
編集後記
今回の報告が示すように、ビットコインETF承認やDeFi成長、NFT市場の調整など、市場は成熟期へ移行しています。取引所リスクやプロジェクト破綻も散見される中、技術革新と規制動向を俯瞰しつつ、ステーブルコインの規制環境やレイヤー2ソリューションの将来性を見極めることが求められます。資金分散やセルフカストディ(自己管理)の徹底でリスク対策を怠らない姿勢が重要です。
2025年12月1日 / 原文:https://blog.coinbase.com/state-of-crypto-year-in-review-2025

コメント