要点まとめ
- Prenetics、約500万米ドル相当のビットコイン購入計画を規制不透明感とボラティリティで断念
- 代替策として現金など高い流動性資産を優先、直接投資は見送り
- 業界では企業投資に対する保守的な姿勢が増加、法令整備の進展がカギに
ニュース本文
Prenetics(プリネティクス)は2014年に設立された遺伝子検査や健康診断サービスを手がけるシンガポール拠点の企業で、サッカー元英国代表のデビッド・ベッカム氏が顧問兼投資家として参画し、ブランド認知力を高めてきました。今回同社は約500万米ドル相当のビットコイン購入を検討していましたが、金融当局のガイダンス(指針)が未整備であることと、仮想通貨市場の急激なボラティリティ(価格変動リスク)を考慮し、直接投資を見送る判断を下しました。代替手段として、流動性(現金や短期資産にすぐ変えられる資産)を重視し、当面は現金保有を優先するとしています。
市場ではマイクロストラテジーのようにビットコインを大量に購入する企業もありますが、規制リスクを避ける保守的な戦略を取るケースも増加傾向です。アジア各地では、香港やシンガポールを中心に暗号資産に関する法令整備が進む一方、具体的な規制枠組みは依然として流動的です。このため、多くの企業はコンプライアンス(法令順守)を最優先にし、仮想通貨への大規模投資を慎重に判断しています。Prenetics自身は将来的な買い付けを完全に否定しておらず、市場環境や規制状況の改善次第で再検討する可能性も示唆しています。
編集後記
トレンドとして注目を集める仮想通貨ですが、企業の投資判断には価格変動リスクだけでなく、各国の規制やコンプライアンス(法令順守)の変化が深く関与します。個人投資家も同様の視点を持ち、市場の最新動向と法令整備の状況を定期的にチェックすることが、長期的な資産保全に役立つでしょう。また、必要に応じて専門家の助言を得ることも検討してください。
元記事日付: 2024-01-11
原文URL: https://www.reuters.com/technology/david-beckham-backed-prenetics-ditches-bitcoin-purchase-2024-01-11/

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