トランプ×EU再燃紛争で仮想通貨8億ドル強制清算

要点まとめ

  • 約8億ドル相当の仮想通貨ポジションがデリバティブ市場で一斉清算
  • トランプ氏とEUのグリーンランド論争が市場心理の悪化を誘発
  • ビットコインやイーサリアムが数%下落し、高レバレッジ取引のリスクが顕在化

ニュース本文

先週末、仮想通貨デリバティブ市場で約8億ドル(約1,200億円)のポジションが一斉に清算されました。清算(liquidation)はレバレッジ取引で価格変動が証拠金(担保)の維持水準を下回った際に、取引所が強制的にポジションを決済する仕組みです。主要取引所のBinanceやOKXでは数十万件もの強制決済が確認され、市場のボラティリティ(価格変動性)が急上昇しました。

今回の引き金となったのは、トランプ前大統領がEU(欧州連合)によるグリーンランドの鉱物資源開発への関与を再び批判したことです。地政学的リスクの高まりを受けてリスクオフの動きが強まり、ビットコイン(BTC)は約3%、イーサリアム(ETH)は約2.8%下落しました。こうした政治的ニュースは、市場心理に即座に影響を与えやすい点が改めて浮き彫りになりました。

大規模な清算は投資家のレバレッジ戦略の脆弱性を露呈させ、瞬時に大きな価格変動を招く可能性があります。特にデリバティブ取引では、市場動向や地政学リスクが直ちに損失につながるため、リスク管理や証拠金維持率の見直しが重要です。

編集後記

地政学リスクが仮想通貨市場のボラティリティを急増させ、レバレッジ取引の脆弱性が浮き彫りになりました。投資家はポジションサイズや証拠金維持率を適切に管理し、不測の政治リスクに備えるとともに、情報の正確性を確認しながらリスク許容度を見直しましょう。また、仮想通貨のボラティリティを抑えるために、分散投資やステーブルコイン、セキュリティトークンオファリング(STO)など新たな選択肢も検討すると良いでしょう。

2023年10月17日

原文:https://www.coindesk.com/markets/2023/10/17/800m-liquidated-as-trump-eu-greenland-feud-flares-up/

コメント

タイトルとURLをコピーしました