要点まとめ
- 大手マーケットメイカーJane Streetが、Terraform LabsのLUNA/UST崩壊前に大量売却を行ったと清算業者が提訴
- 提訴側は、ジェーンストリートが非公開(インサイダー)情報を入手し、約9百万ドル分の先売りで利益を得たと主張
- ジェーンストリートは不正利用を否定し、訴訟はニューヨーク州で継続中
ニュース本文
2022年5月、Terraform Labsが発行するアルゴリズム型ステーブルコイン「UST」と関連トークン「LUNA」が相次ぐ価格下落で崩壊した事件をめぐり、大手マーケットメイカーのJane Streetがインサイダー取引(未公開情報を利用した取引)を行ったとして提訴されました。
訴状を起こしたのは清算(ポジションを強制的に売買して決済すること)を担う業者で、裁判所への申立てによれば、ジェーンストリートはUSTの準備金1億ドル売却計画を一般公開前に察知し、市場への先行売却で約9百万ドルの利益を確保したとされています。
一方、ジェーンストリートは「これらの主張は事実と異なる」として不正利用を全面否定。現在もニューヨーク州の裁判所で審理が続いており、関係者間で詳細な取引履歴の開示をめぐる攻防が繰り広げられています。
本件は、2022年当時に約450億ドル規模の資金が吹き飛んだ大規模崩壊の真相解明として注目されるほか、暗号資産市場におけるマーケットメイカーの役割や情報管理体制を問い直す契機となりそうです。
編集後記
アルゴリズム型ステーブルコインの脆弱性やマーケットメイカーの取引動向は、今後の市場リスクを考えるうえで重要です。未公開情報の取り扱いや透明性の確保にも引き続き注目しましょう。
2024年6月24日
https://www.coindesk.com/markets/2024/06/24/jane-street-faces-claims-of-insider-trading-that-sped-up-terraform-2022-collapse/

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