コインベース、1年未満でアルゼンチンのペソ決済廃止

要点まとめ

  • Coinbaseはアルゼンチンでのペソ建て入金・出金サービスを終了。
  • 市場参入から約11カ月での撤退、高インフレと銀行提携の難航が背景。
  • 今後は米ドルやステーブルコイン建て取引に切り替えが必要。

ニュース本文

米大手仮想通貨取引所のCoinbaseは、アルゼンチン市場で提供していたペソ(アルゼンチン・ペソ、ARS)建ての入金および出金サービスを終了すると発表しました。これは2025年1月の参入から約11カ月後の決定で、高いインフレ率によるペソの価値変動や、現地銀行との提携構築に時間を要したことが主な要因とされています。

今後、アルゼンチンのユーザーはペソ建てでの暗号資産(仮想通貨)の売買ができなくなり、米ドル(USD)や米ドルと連動するステーブルコイン(価格変動を抑える暗号資産)を使った取引に切り替える必要があります。Coinbase側は市場全体からの撤退ではなく、非ペソ建ての暗号資産取引やウォレット機能は引き続き利用可能と説明しています。

ペソ建てサービスの停止は、ローカル通貨に依存した決済インフラの脆弱性を浮き彫りにしました。アルゼンチンでは米ドル建て取引を選択するユーザーが増加する可能性があり、他の取引所の対応動向にも注目です。投資家や利用者は、各取引所の決済通貨オプションを確認し、為替リスクを考慮した取引プランを立てることが重要です。

編集後記

アルゼンチンのように高インフレと為替リスクが大きい市場では、法定通貨建てサービスの継続が難しい場合があります。投資家は取引所の地域展開動向を注視し、ステーブルコイン(価格安定型暗号資産)など複数の決済手段を検討すると良いでしょう。

原文:2025年12月5日 / https://www.coindesk.com/business/2025/12/05/coinbase-drops-peso-based-services-in-argentina

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